産休や育児休暇のときでも給料は支払われる!育児を夫婦で行う

各種の手当

 

 

産休・育休に関する制度についてはかなり理解できたと思います。しかし、妊娠・出産は一家の重大事であり、お金が非常にかかります。その後も費用負担もありますし、いろいろな費用の管理はしっかり認識しておきたいものです。

 

妊娠、出産時にもらえるお金などについてもおさらいをしておきましょう。「妊婦健診の助成」が最初に妊娠した時にもらえるお金です。妊娠を確定させる初回検診以外の14回分を助成してくれる制度です。申請をする必要があるので、覚えておきましょう。

 

次は出産育児一時金で、子ども1人あたりの出産で、健康保険から42万円が出る制度です。受け取る方法は「直接支払制度」、「受取代理制度」、「産後申請方式」の3つがあります。

 

資格は、健康保険や国民健康保険に加入している人(被扶養者でもOK)で出産した女性です。妊娠4ヵ月(85日)以上で流産・死産した女性も含まれます。双子の場合は84万円になります。

 

出産に関連してもらえるお金として「失業給付金」もあります。失業給付金は、退職した翌日から1年以内にもらうことを終了しなければなりませんが、妊娠している場合では、その期間中に就職活動をして、雇われるというのは現実的に無理です。そこで申請をすれば、最長4年まで延長してもらえるという制度があります。退職後に専業主婦になる場合はもらえません。

 

目安としては、勤続年数10年未満、月収25万円の人なら、約45万円もらえます。こうしたいろいろな制度を利用するのとしないのでは、今後の生活設計においても資金計画がかなり違ってくるものです。